食物繊維をたっぷりと!食事で摂れない時はサプリから!
現代の日本人に不足している栄養素のひとつ「食物繊維」
かつては1日20g以上摂取しており、戦時中は日本軍の排便量の多さから、
軍の規模を勘違いされたという説があるほど、日本の食事には食物繊維がたっぷりでした。
それが現在では15gにも満たず、便に限らず様々な健康への影響が懸念されます。
食物繊維の必要性を再認識して、普段の食事に少しでも食物繊維を増やしましょう◎
食物繊維の働き
・整腸作用
便のカサを増やし腸を刺激したり、腸内細菌のエサになったりすることで、お腹の調子を整えます。
・血糖の吸収抑制
糖質の吸収を穏やかにする為、食後の急激な血糖の上昇を抑えます。
急激な血糖の上昇は血管にも負担がある為、結果的に血管を守ることにも繋がります。
・コレステロールの吸収抑制
小腸でのコレステロールの吸収を抑え、排出を助けます。
こちらも血液中のコレステロールを抑えることで、動脈硬化の予防に繋がります。
・腸内環境の改善
食物繊維が腸内細菌のエサになる為、善玉菌・日和見菌・悪玉菌のバランスが整います。
腸内環境の改善は、免疫の調整等、様々な健康効果が期待できます。
食物繊維が豊富な食べ物
食物繊維には、水に溶けず便のカサ増しになる「不溶性食物繊維」と、糖の吸収を穏やかにしたり、腸内で発酵して腸内環境を整える「水溶性食物繊維」があります。「繊維」という言葉から、スジばった食品をイメージしがちですが、水溶性食物繊維はネバネバ食品や果物など、意外な食べ物にも豊富に含まれています。
どちらもバランスよく摂る事が大切ですが、便秘気味の方は、不溶性食物繊維ばかりになると、かえって便が出にくくなる場合もあるので気をつけましょう。
・不溶性食物繊維
小麦ふすま、ごぼう、大豆などのマメ類、穀類、きのこなど
・水溶性食物繊維
熟した果物、ワカメなどの海藻類、イモ類、野菜など
上記の食材のように、食物繊維は肉や魚にはほとんど含まれず、植物性の食品に多く含まれます。
効率よく摂るには、主食にするのが一番です。
玄米や麦ご飯、ライ麦パンなどに、白米やパンを一食でも置き換えるとだいぶ効率よく摂取できます。
また一食当たり豊富に摂れる食材は、ゴボウや切干大根をはじめ、しらたき、サツマイモ、かぼちゃ、たけのこ、ブロッコリー、モロヘイヤ、しいたけ、ひじきなど身近な食材もたくさんあります。
サプリメント
食事でどうしても摂れない場合は、サプリも積極的に利用しましょう。
巷には、様々な食物繊維のサプリが出ておりますので、まずお試しいただくのが一番良いと思います。
当店では、サイリウムと言われるオオバコの食物繊維が主成分の「イサゴール」というサプリメントを扱っております。
食物繊維が合うタイプ
食物繊維が体に良いのはご承知の通りですが、中医学の体質分類では、特に食物繊維が合うタイプというのがあります。
それは、「痰湿タイプ」と言われる体質の方です。余分な水分や脂肪を溜め込みやすいタイプで、甘いものや脂っこいものが好きな方、運動不足の方に多くみられます。
痰湿チェック
☑︎口がネバネバする
☑︎舌に苔がベッタリついている
☑︎むくみやすい
☑︎吹き出物が出やすい
☑︎太っている(太りやすい)
☑︎下痢や軟便になりやすい
☑︎コレステロールや中性脂肪の値が高い
☑︎体が重だるい
☑︎1日中眠気がとれない
☑︎雨の日に調子を崩す
☑︎水っぽいオリモノが多い
上記のチェックが多い方は、ぜひ食物繊維を意識して摂ってみて下さい。