玄米の魅力と美味しい炊き方
玄米の魅力
玄米はお好きですか?
玄米には、皆さんご存知のようにビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、「完全栄養食」とも言われております。
特に、エネルギー代謝を助けるビタミンB群が豊富に含まれているため、疲れ易い方や食事が偏っている方には、玄米ひとつで主食+おかずの働きがあるため、とてもお勧めです。
また糠には食物繊維が豊富で、腸内環境を改善し、お通じのトラブルなどにも効果が期待できます。
中医学的には、玄米は特に血流が悪い「瘀血(おけつ)タイプ」を始め、基本的にはどなたにものオススメの食材ですが、脾胃(消化器系)が弱い「脾虚(ひきょ)タイプ」の方は消化する能力が低いため、もし食べるのであれば、よく噛んで召し上がるか、5部づき米や7部づき米という、玄米と白米の中間に当たる部づき米がオススメです。
玄米の美味しい炊き方(土鍋)
玄米の豊富な栄養を十分に吸収するためにも、炊き方が重要になってきます。④の炊く前までの作業は、炊飯器でも、圧力鍋でも変わりませんので、ご参考にして下さい。
①洗う
精米している白米と比べ、ゴミが混入していることが多いので、洗いながら取り除きましょう。両手でお米をすくい、手のひらでこすりあわせるように洗うと、表面に傷がつき、水が吸収し易くなり柔らかく炊けます。
②水に浸ける *重要です
半日~1日(6時間以上)は水に浸けて下さい。
柔らかく炊くためだけでなく、アブシジン酸などの、有毒と言われる成分の不活化になります。
③塩を加える
水を取り替え、1合につき塩をひとつまみ(0.3g)加えます。
旨味が格段にアップします。
④炊く *土鍋の形や大きさで変わりますので、目安として参考にして下さい。
水加減:人差し指の第一関節の深さ(550~600ml /2合)
蓋をして中火で20分かけて沸騰させる。
弱火にして蓋の穴を塞ぎ、30分コトコト火にかける。
火を止め10~15分蒸らす。
まとめ
今回は土鍋での炊き方を紹介しましたが、炊飯器や電気圧力釜など、炊き方はたくさんありますので、苦にならない方法で召し上がって下さい。
また、繰り返しになりますが、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富にで、お勧めではありますが、中医学的には、「脾虚タイプ」の方は無理に食べる必要はありません。もし食べるのであれば、よく噛んで召し上がるか、5部づき米や7部づき米という、玄米と白米の中間に当たる部づき米がオススメです。