不妊治療の始め方!
赤ちゃんは結婚したらできるもの…
仕事がひと段落したら作ろうと思ってた…
なかなか赤ちゃんが授からずに悩んでいる方は、思っている以上にたくさんいらっしゃいます。
一人で悩まずに正しい知識を身につけて、気になる事は専門家に相談しましょう!
まずは、不妊治療の流れをチェックしてみましょう。
STEP1:検査を受ける
不妊症とは上記のような定義があるため、避妊をしていない期間が短い方は、まずは性生活をしっかり持つのを前提に少し様子をみても良いかもしれません。
ただし、生理不順があったり、年齢が上がってきたら、まずは検査を受けることが不妊治療のスタートです。
最近はブライダルチェックといって結婚と出産を控えた方が事前に検査することも多くなりましたので、気になる方は早めに検査をしましょう!
STEP2:タイミング療法
タイミング療法は、基礎体温や排卵チェッカーなどを用いてできる限り正確に排卵日を予測して、排卵の少し前から排卵直後までの妊娠しやすいタイミングに合わせて性生活を持つことです。
一般検査で男女ともに問題がない場合や排卵誘発剤を用いて排卵可能な場合が対象となります。
概ね6周期を目安にタイミングを取り、この間に妊娠できない場合は人工授精や体外受精に治療の切り替えを検討します。
※卵子の受精可能時間は、排卵後24時間。精子の生存日数は2〜3日です。
一般に排卵の3日前から排卵の翌日までが妊娠しやすい時期ですが、タイミングをとりつつも、それ以外の日にも性生活を持つことが勧められます。
STEP3:人工授精(IUI・AIH)
人工授精は精液検査で自然妊娠が難しい場合や頸管粘液などの問題で精子が子宮へ入っていけない場合、または性交に障害がある場合が適応です。
人工授精で妊娠する場合は3周期以内が多く、3〜6周期の治療が目安となり、妊娠できない場合は体外受精に切り替えを検討します。
また、最近は自宅でできるシリンジ法もあり、自宅で精液を採取しシリンジを利用し膣内に注入します。
病院での人工授精と違い精液の調整はできませんが、病院に行くタイミングがなかなか無い方はご検討を!
STEP4:体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)
生殖補助医療(ART)と呼ばれ、検査で問題があったり、他の方法を試してもなかなかできない場合が対象です。
体外受精は、卵子と精子を体外に取り出し卵子に精子をふりかけて受精させ、育った受精卵を子宮に戻します。
顕微受精は、卵子に精子を直接注入する方法です。
排卵誘発方法、授精方法、移植胚、凍結胚移植周期の検討などたくさんの方法や組み合わせがあります。自分たちにあった方法を医師としっかり相談の上、治療を進めていきましょう。
また、一部対象の方は医療費の補助制度もありますのでご確認下さい。
仙台市の方はこちら→不妊に悩む方への特定治療支援事業
まとめ
不妊治療は、さまざまな検査結果や女性の年齢、不妊期間、これまでの治療歴、体質などをすべて合わせて検討致します。
いずれの治療法でも、検査がスタートになりますので、赤ちゃんが欲しいと思ったらまずは検査へ!
また、いずれの治療をするにも体づくりは大切です。睡眠・食事・運動を見直して体調を整えましょう。